なぜ2つのEdgeが存在するのか?
EdgeはMicrosoftが提供するブラウザです。
2015年にWindows10とともにリリースされ、当初は「EdgeHTML」というMicrosoftが開発したレンダリングエンジンが使われていました。しかし2020年1月にEdgeが刷新された際、レンダリングエンジンが「Chromium」に変更されました。
EdgeHTML版のEdgeは「Edgeレガシー」と呼ばれ、2021年3月9日にサポートが終了される予定です。しかしすべてのユーザーがアップデートしない限りは、EdgeHTML版とChromium版の2つが存在する状況になっています。
レンダリングエンジンが異なると困ることは?
レンダリングエンジンが違うとHTMLやCSSの解釈が異なり、レイアウト崩れや表示の違いが発生します。「昔見たときには問題なかったのに。。。」といった場合は、Edgeのレンダリングエンジンの影響かもしれません。
なので、特に動的なWebサイト/Webアプリを提供している場合には、
- Chromium版のEdgeで再度動作チェックを実施
- 動作環境を明記しているのであればバージョン表記を見直し (バージョン79からChromium版)
を行ったほうがよいでしょう。