疎通確認でよく使うpingコマンドは、ICMPプロトコルを使用したプログラムです。
ただし、ポートという概念がありません。
そのため、通信を確認したいサーバーがICPMプロトコルを許可していない場合や、 特定のポートに対して疎通を確認したい場合には、pingコマンドでは事足りません。
ポートを指定して疎通確認を行う場合はping以外のコマンドを使用することになります。LinuxOS環境下では、 以下のコマンドが入っていることが多いとのことで、これらを利用します。
nc(netcat)を利用する
コマンド
nc -vz [IPやドメイン] [ポート]
-vオプションで詳細な情報を表示します。
-zオプションは、データを送信せずにポートのスキャンのみ行う設定です。
使用例
nc -vz www.google.com 80
curlを利用する
コマンド
curl -I [IPやドメイン]:[ポート]
-Iオプションで、レスポンスヘッダーの情報のみを表示します。
使用例
curl -I www.google.com:80